#1 吉野健×浦谷怜旺

淡路島ウォリアーズOB対談#1 吉野健×浦谷怜旺

Release date 2024.6.17
淡路島ウォリアーズOB対談
写真:(左)浦谷怜旺(右)吉野健
昨年、球団創設1年目に選手として活躍した2人。
第一線でのプレーからは引退し、現在社会人としての日々を送っている。2人はゴールデンウィークに、元チームメイト「藤本颯太選手」の応援に駆け付けることで再会。藤本選手が所属する「くふうハヤテベンチャーズ静岡」戦の試合終了後にお話を伺いました。

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OB
元チームメイトの活躍を観にちゅ~るスタジアム清水へ
浦谷:シェアハウスをしていた選手が5名ほどいるんですが、LINEグループがあって、定期的に会話があります。そのLINEで吉野さんと「GW観に行く?」という流れになりました。

吉野:でも急に決まった感じです。何日か前くらいだよね。で、当日僕は関東から、浦谷は関西から来て、駅で待ち合わせました。LINEグループには、今和歌山球団にいる河田、正田、そしてくふうハヤテの藤本が入っていて、そこで行こう!という話になりました。

浦谷:観戦後は藤本も含め、3人で食事に行きました!

吉野:僕は久々の再会だったんですが…

浦谷:藤本がウエスタン・リーグの遠征で阪神、オリックスと対戦する時に関西に来ますよね!僕は結構会っています!笑

吉野:試合が始まる直前に到着したのに、ユニホームでスタンドあたりまで藤本が来ていて!藤本らしいな、変わっていないなと、なんか安心しました。

浦谷:そう、親が子供を見るような心境で、プレーに期待する反面、心配もしたり。レベルの高い世界でやっている藤本を応援する気持ちは、まさに家族の心情です。

仲のよさが自慢のチーム

吉野:小谷とは今も会ったりします。東京都在住同士なので、月1回キャッチボールを手伝ってあげたりしています。あと岡崎とは結構LINEします。関西独立リーグの前に、北海道で同じチームにいましたので。淡路島の投手陣のグループLINEも結構動いています!仲がよかったです。

浦谷:僕は、河田さんと昨年12月くらいに一緒に淡路島に行きました。淡路島に住んでいた時いきつけの店を開拓していたので、そこに挨拶に行きました!新沼さんともLINEをよくします。同級生の竹内くんも連絡を取りたいんですが、繊細なので連絡を躊躇しています…久々で緊張しています…連絡は取りたいです!

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2人の思い出

浦谷:初めて会ったのは確かユニホーム採寸の日。話している姿を見て、おもしろそうな人だなと思いました!

吉野:浦谷は、初対面では緊張でぐいぐい来ないタイプだけど、慣れたらめちゃ来るじゃん!と思いました(笑)

浦谷:結構一緒に帰ったりしていましたね!三宮に行ったり、北淡PAのスターバックスにも。彩花ラーメンにも行きましたね!

吉野:あ、行ったなぁ!懐かしい!

浦谷:あとは一緒のジムにも通っていましたね。淡路島筋肉研究所というところです。吉野さん頑張っているなと思いながら僕も頑張ったり。

吉野:でも俺結構フットワークは重かったよね!最後の最後に一緒にカラオケに行ったなぁ。

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選手時代の生活

浦谷:練習は基本午後スタートでした。午前中にオリーブ園のアルバイトがあって、シフトに入っていると昼から18:00まで練習という一日でした。帰ってからはジムで筋トレしたり、ごはんを各自食べたり。ごはんは自炊していましたよ!母から野菜などの仕送りがあったので、レシピを見て作っていました。料理は好きです。他の選手にもカレーなどを振る舞っていました!

吉野:僕は多分一番それを食べていました(笑) 浦谷は料理上手でしたよ。おいしかった。実は僕も全部自炊していたんですが、どうやら見栄えが悪すぎるようで(笑) 藤本に「こんなん食い物とちゃう!」とバカにされていました!味は大丈夫だと思うんですが…

浦谷:吉野さん、確か卵の溶き方おかしかったですよね?イメージ、よくわからない混ぜ方をしていたような(笑)

吉野:え~。でも、綺麗なごはんを作る!というよりも僕のテーマは「タンパク質が何グラムで…」という感じで栄養素の計算の方に力を入れていました!

浦谷:オリーブ園のお仕事は、メインは草を刈ること。朝7:30~で斜面を歩いたり、重いものを持ったりしていました。

吉野:僕は丸太運びもしましたよ!貴重な経験です。

浦谷:草刈り機ですが、手動と自動の2種類のタイプを使わせてもらって、初めて扱いました。それで草を刈っていくんですが、広範囲を仕上げたあとに写真を撮りましたよ!「こんだけ僕が綺麗にしたんや!」という爽快感、感動です!快晴のもと、綺麗になったオリーブ園の写真を撮って、その時はしんどかったかもしれませんが、今となっては名残惜しい淡路島の思い出の一つです。

吉野:夏は暑かったですが、大変なこともみんなでノリで乗り越える、みたいなそのチームワークがとてもよかったなと思っています。アルバイトをして、野球をして、一日フル回転して動いていた1年があったので、今社会人になって大変なことがあっても、乗り越えられるなと感じています。
あと僕は寮の掃除をめちゃしていました!自分は一番年上なので、入団する前から「自分がやろう!」と決めていました。一番上の人がやったら他の人が動きやすくなるかなと思って心掛けていました。

浦谷:そうです。本当に吉野さんがおらんかったらどうなっていたかわからないです(笑) 頼り切っていました。もっと手伝ったらよかったなと今は思っています…

吉野:手伝ってほしいとか思ったことはないんですが、浦谷のダメなところは、使ったフライパンを1週間放置するんですよ(笑)

浦谷:それは盛ってますよ!!(笑) あとは生活のことでいうと、淡路島は意外と神戸も近いので、竹内と三宮に行ったり、いろいろ島外にも出掛けた思い出もありますね。

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1年で学んだこと

浦谷:正直、もっと活躍できると思っていました。最初ケガから始まって、オープン戦に出場できずに開幕。なかなか打てない日も続いて、メンタルも波が激しかった。学生時代はそんなことがなかったので、独立リーグに入って自分の意識自体が変わったんだなと思いました。理想とは違う野球生活でしたが、「気付き」を得られた、人としての教訓を知った大切な一年でした。「上を目指す野球を区切り」にしたシーズンになりました。

吉野:僕も辞めた年にはなったんですが、大学4年生の時にトミージョンの手術をして、そのあと2年サラリーマンをしたあと北海道のリーグに行ったんです。その後淡路島に来ました。横浜国立大学時代はパッとした成績がでなくて。でも野球人生の中で3本の指に入るような試合、2023シーズン最終戦のサヨナラ勝利が忘れられない最高の思い出になりました。あんなに感動する試合ができて、「出し切れたな」と思いました。

浦谷:あと、僕は元々ファーストじゃなかったんですが、試合で守ることになり、赤堀さん(前監督)がファーストミットを借してくれたんです。シーズン中ずっとお借りしていて、返却をする際にありがとうと言いに行ったのに「1年間使ってくれてありがとう」って赤堀さんに言われて。感動しました。こういう考え方って大切だなって。

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浦谷怜旺・吉野健
淡路島に行ってよかった
浦谷:街の温かさ、自然に囲まれているけどにぎわいもあり、淡路島が好きになりました。また住みたいなと思う街に出会えたのがよかったです。大きな球場が2つ、室内練習場もあり、野球をする環境が整っていて最高でした。野球に集中できる環境を与えてくださっている球団や赤堀さんにも感謝しています。

吉野:前いたリーグよりも野球のレベルが上がって、いい打者と対戦できたのはとてもよかったです。同じ投手の赤堀さんがいたのもよかった。最初上投げでしたが全然結果が出なくて、5月くらいに赤堀さんに「横から投げるイメージで」と言われて、そのあたりから野球が楽しくなりました。一緒にいるチームメイトもかわいい後輩ばかりで、いい出会いの場所となりました。

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現在のお二人

浦谷:今は鉄鋼商社に勤務しています。お客様に鉄を売るという営業をしています。転職活動は、営業職をメインに探していました。業界にはこだわらず、社風などを中心に決めました。書類はたくさん送りましたが、面接まで進めたのが5社、そのうち3社から内定をいただきました。普段は、平日勤務、土日祝が休み、朝は7:40の電車に乗って通勤しています。定時が17:30なんですが、帰宅すると19:00くらい。土日に社会人野球チームの活動を継続しているので、平日夜の時間をウエイトトレーニングに費やしています。

吉野:僕は、土地活用をする会社で、主に時間貸しの駐車場を作るために、土地を借りて運営をしていく、という営業のお仕事をしています。普段は、街をまわって更地や大きな駐車場を見つけて、謄本を取ってオーナーさんのところへ行って、という流れで提案を繰り返しています。平日勤務、土日のみお休みで9:30~18:30まで働いています。でも、21:30くらいまで自身の資料作成などをしている日もあります。入ったばかりでわからないことをうめるためにも残業しています。なぜこの業界に入ったかというと、コンサルなども考えましたが、面接での反応が、営業職が向いているなという印象だったんです。

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今のチームに伝えたいこと

浦谷:やはり1期生、新設球団ということで、最初は認知度がなくて大変でした。街でチラシを配ったりもしました。注目されたいという苦労はありましたが、選手として野球だけではなく、広報活動の勉強もできたのでとても貴重な経験でした。振り返ると楽しかったなと思います。これからも認知度をもっとあげられるように心から応援していますし、僕も球場に行って少しでも協力できたらと感じています。

吉野:今は陰ながら応援しています。心から頑張ってほしいって思いますね。2024年シーズンも結果をチェックしていますが、開幕戦に勝利したことが素直に嬉しかった。長井が打ったり、一緒にやったメンバーが活躍している姿を見て、成長しているなと思うことが楽しみになっています。自分が頑張る原動力にもなっています。これからもずっと応援していきます。

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吉野健(よしのたけし)
1996年11月29日生まれ。27歳。東京都出身。投手。
都立城東高校から横浜国立大学へ進学しプレー、北海道・奈井江空知ストレーツを経て、2023年に淡路島ウォリアーズへ入団。教員免許を取得している。
浦谷怜旺(うらたにれお)
1999年12月3日生まれ。24歳。奈良県出身。内野手。
天理高校時代は軟式野球部に所属し、全国高等学校軟式野球選手権大会で優勝。その後、追手門学院大学、ALPVARZ BCを経て、2024年淡路島ウォリアーズ1期生として所属。
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